背骨ブログ2

雑記です

記事の執筆前に言語化しておきたい4つの基本的なポイント

自分が記事を書く時、又は原稿をチェックするときにチェックしているポイントが4つあるので備忘も兼ねて書いてみる。

色々な種類の記事があるなか、すべての記事に当てはまらないと思うし、人によってはもっと別のポイントがあると思うので参考程度に。

  1. Persona
  2. What to say
  3. Benefit
  4. Reaction

まずは1のPersona。要は、その記事を誰に読んで欲しいのかを明確にすること。よく言われてることだし、検索すればペルソナを作ろう!みたいな記事はたくさんヒットする。このペルソナは具体的であればあるほどいい。4つのポイントのなかで一番大事なものだ。ペルソナはなるべく想像のなかで作らず、身近な人をペルソナにするといい。想像のなかで作ってしまうと、どうしても自分にとって都合のいいペルソナになってしまう。

次は、what to say。これは記事でペルソナに何を伝えたいかだ。基本的にひとつの記事で伝えることはひとつにすること。多すぎるとなんの記事か分からなくなるからだ。他にも伝えたいことがあるなら、優先順位をつけること。あんまりエラそうなこと言えないのだけど、言いたいことがよく分からない記事や、言いたいことが途中ですり替わっている記事は本当に多い。実はここが1番難しいポイントで、人は自分の書いた記事に対して客観的に見れない。どうしても自分の書きたいことを優先させてしまう。ちゃんと編集者にチェックしてもらおう。

3つ目はbenefit。この記事を読んだペルソナはどんなメリットがあるのかをちゃんと言語化しておく。ここで気を付けて欲しいのが、ペルソナをちゃんと設定しないと、メリットかどうかの判断ができない。自分たちがメリットだと思ってるものは、必ずしもペルソナにとってメリットになる訳ではないことも留意したい。

さいごは、reactionだ。記事を通してペルソナにどういう反応をして欲しいか、どう思って欲しいかなどを考える。例えば少しおもしろい記事を書いたとして、ソーシャル上でこういうツッコミコメント狙いたいなども含まれる。

とてもザックリな説明だけど、だいたいこんな感じ。この4つのポイントは家で言えば基礎工事のようなもの。これができたら、記事がバズるとか、そういうものではない。

ライターは、このポイントを押さえて原稿を書くと、編集者からの戻しも少なくなるだろうし、編集者はこの4つのポイントをライターに伝えることで、上がってきた原稿の戻しも少なくて済むはずだ。ちなみに、記事広告などの場合、ここの解像度を高く設定し、クライアントと認識を合わせておけば、理不尽な戻しや要望などを断るためのエビデンスにもなる。

※2019/4/16追記 最近だとこれに、How to sayとEvidenceも必要だなと思ってるので、どこかのタイミングで追記する。