SEOライティングという言葉に抱く嫌悪感
僕は "SEOライティング" という言葉が嫌いだ。
その言葉を使う人たちに、検索エンジンは見ていても、検索エンジンを使う人たちのことが見えていないと思うからだ。
その人たちのSEOライティングの理解は、「キーワードや共起語を盛り込み、文字数を多めで記事コンテンツを制作すること」だと思う。
よく聞くオーダーとして
- タイトルの左側にキーワードを入れて欲しい
- 見出しにもキーワードを入れて欲しい
- この単語を◯つ入れるようにして欲しい
- 文字数は10,000文字以上書いて欲しい
などが挙げられるだろうか。
そもそも、SEOを意識して記事をつくるときに一番意識しなければならないことはなんだろうか。
キーワード? 共起語? 文字数?
どれも必要な要素かもしれないが、正解ではない。一番意識しなければいけないのは "ユーザーの検索意図" だ。とても当たり前の話だと思う。ユーザーはなにかを調べたいという欲求があるから検索エンジンを使う。逆にその欲求がなければ検索エンジンを使うことはない。
よく言われていることだが、Googleは欲求を持って検索するユーザーに対して、適切なコンテンツを届けるため、日々アルゴリズムをアップデートしている。だから我々もユーザーの欲求をキャッチして、それに対する解決策を記事コンテンツという手段でインターネットに置いているに過ぎない。
しかし、いざSEOを意識すると、なぜかユーザーの検索意図が無視され、小手先の施策だけを打とうとする人が多い。また、ユーザーの検索意図を自分たちの都合のいいように置き換えてしまう人がいるのも実に不思議だ。